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【ディズニー100周年】1984年~2003年

みなさま、こんにちは!

ディズニー100周年を記念して連載しているD100ストーリー。今回は1984年~2003年までのディズニーの歴史をご紹介いたします。東京ディズニーランドが開業した翌年の1984年以降、ディズニーはどのように動いていくのでしょうか。

ぜひご覧くださいませ。

1989年:ディズニールネサンスに突入『リトルマーメイド』

人魚姫の物語がベースとなっている映画「リトルマーメイド」。

アリエルの尾びれは、アリエルのために作られた特別な色『アリエル・グリーン』が使用されています。

地上でも水中でも映える色にするために、試行錯誤で生み出された色は全部でなんと30色!

このエピソードだけでも、ディズニーがどれだけのこだわりを持ってアニメーションを制作しているかがわかりますね。

このリトルマーメイドを皮切りに、1999年公開のターザンまでの10年間、ディズニーのアニメーションは「ディズニールネサンス」に突入します。ディズニールネサンスとは公開したアニメーションが相次いでヒットした、いわば黄金期です。

1992年:色褪せない純愛ラブストーリー『美女と野獣』

2020年9月28日に東京ディズニーランドの新エリアが追加され、大きな話題を呼んだ「美女と野獣」は1992年に公開されました。発明家の父と暮らす読書家のベルと、魔女に魔法をかけられてしまった野獣の純愛ラブストーリーです。

公開から30年以上経った今なお、色あせない名作の美女と野獣。

アニメ映画初のアカデミー賞を受賞しています。

美女と野獣は、“王子様の迎えを待つ”献身的なヒロイン像が多かったディズニープリンセスの変化を表したアニメーションでもあります。本をよく読み知的好奇心にあふれた聡明なベルは、父を救うために、自ら野獣の城に向かいます。

時代に合わせた自立した女性のイメージが、そのまま表現されているように感じます。

1993年:空飛ぶ魔法の絨毯『アラジン』

1993年に公開されたアラジン。

アラジンを語る上で外せないのが、映画を彩る名曲「ホールニューワールド」。

貧しいアラジンとアグラバーの王女であるジャスミンが魔法の絨毯に乗り、お互いに惹かれあう映画の肝となるロマンティックなシーンの挿入歌です。

身分の壁を越えて恋に落ちるアラジンとジャスミンを観て、憧れを持った人も多いのではないでしょうか。

ちなみに、アラジンにはとあるシーンで「美女と野獣」の野獣が登場しているんですよ。知らなかった!という方は探しながら映画を観てみてくださいね。

1994年:同時進行で制作された『ライオンキング』&『ポカホンタス』

アフリカのサバンナを舞台に、「プライド・ランド」の王の息子であるシンバの成長を描いたライオンキングは1994年に公開されました。

作中で誕生の儀式として、シンバの額に木の実をすりつぶしたものを塗るシーンが印象的です。

同年に公開されたのはディズニー映画で、初めて実在の人物を扱ったポカホンタスです。

さらにディズニー映画では珍しく、ハッピーエンドにはならない作品となっています。

同じ1994年に公開されたライオンキングとポカホンタスは、同時進行で制作されました。

1998年:アニー賞受賞作品『ムーラン』

1998年に公開され、古代中国を舞台にしたムーランは、中国の伝説「花木蘭」をモデルに制作されました。

アニメーションのアカデミー賞ともいわれるアニー賞の作品賞を受賞しています。

性別を偽って少年として従軍する、少女のムーラン。

男性だけの戦地にもひるむことなく、剣を持ち戦う姿は、それまでのディズニープリンセスとは一線を画す存在です。

2000年:あの名作の続編が公開『ファンタジア2000』

1940年に制作された「ファンタジア」の続編が、2000年に公開されたファンタジア2000です。

芸術性の高い前作のファンタジアを継承しつつ、75分と短くまとめ、子どもにも理解しやすい作品になっています。

DVDも発売されていますが、映画館で鑑賞することでファンタジア2000の魅力をより深く知ることができるそうです。

こちらのコラムをご覧の方の中には、公開当時に映画館で鑑賞した方もいらっしゃるのではないでしょうか?

2002年:オハナは家族。『リロアンドスティッチ』

ディズニールネサンスが終わり、低迷を迎えるディズニーの中で大ヒットしたのがリロアンドスティッチです。

事故で両親を亡くしてしまったリロとナニ。

ハワイのカウアイ島に住む二人の前に突如、犬として現れたのが宇宙人のスティッチです。

暴れん坊だったスティッチも、リロとナニと触れ合い「オハナ=家族」とは何かを知っていきます。

なんでも破壊してしまうスティッチですが、そんなスティッチの自由奔放さや、オハナを信じる素直な気持ちに魅力を感じる人は多いのではないでしょうか。

いかがでしたでしょうか。

今回は1984年~2003年までのディズニーの歴史をご紹介しました。

また次回のディズニー100周年ストーリーもお楽しみに♪